特捜部の会議室

今日の午後、ある用件で、東京地検特捜部の会議室に行きました。映画「HERO」では、主人公の検事が、どこかのペントハウスと見間違うばかりの、巨大な窓ガラスがある特捜部会議室(高層階で素晴らしい眺望)へ通されるシーンがありますが、現実の特捜部会議室が、そのようなすごいものであるはずもなく、簡素な長机、簡素な椅子に、部屋の隅に物が積み上がっている、わびしい感じの会議室でした。
案内してくれた特捜部事務官(まじめそうな若者)に、「HERO観た?」と聞いたところ、「いえ、観てません」と言っており、昔、検察庁にいたころ、事件に追いまくられている間に春夏秋冬が過ぎて行き、身の回りのことが何もできず全然片付かなかったことが思い出されました。