“供給過剰”に反対根強く 司法試験合格者増で弁護士

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100301000735.html

司法試験の合格者を2010年以降、3000人程度に増やす政府方針について、関東の弁護士有志が全国の弁護士にアンケートしたところ、回答者の86・6%が不必要と考えていることが3日、分かった。
国民に与える影響を「悪い」とした回答も69・5%。弁護士の“供給過剰”に直結する法曹人口増加に、批判が根強いことが浮き彫りになった。

記事によると、回答者は約1400名であったようですが、元々、この問題に回答を寄せるという行動を取る弁護士の多くがネガティブな意見を強く持っている可能性があることには留意しておくべきでしょう。
供給が増えるばかりでは、業界全体が苦しくなって行くのは必然であり、潜在している(はずの)「需要」をうまく掘り起こして行く必要があると思います。
私自身は、元々、弁護士として法曹界に入ったわけではなく、弁護士というものに過剰な期待や幻想は抱いておらず、弁護士一般が、日本人の平均的な水準あたりでごく普通に生活できればそれで十分だと謙虚に考えて真面目にこつこつと仕事に取り組めば、特に困ることはなく、過剰過剰と騒ぐこともないのではないか、と比較的冷静に考えています。