高崎経済大懲戒免職の准教授 以前も処分

http://www.news24.jp/81516.html

准教授は、05年まで勤務していた茨城大学でもトラブルを起こし、停職処分を受けていた。指導していた学生の休学届に対応しなかったり、学生ともめたりして指導を放棄していたという。さらに、勤務時間中に無届けで20回スポーツジムに通っていたことが、処分の理由だった。准教授はこの後、依願退職している。

准教授は、ゼミの学生に対し、「(“女”という字を書かせて)字が崩れているから、お前の人格も崩れている」「(キャミソールを着ていると)お前はピンサロ嬢か」などの暴言を繰り返していたという。

人格が崩れているのはお前だろう、と思わせる数々のエピソードですね。人格だけでなく、対人関係やコミュニケーション能力に、かなり問題がある人物であることは間違いないようです。
事実関係がよくわからないので、学生の自殺という事態に、この元准教授がどの程度責任を負うべきか、懲戒免職が相当かどうかは何とも言えませんが、私(先月で43歳)やこの元准教授(38歳)の世代が、それほど気にもならない厳しい指導等が、現在の若者(大学生から20歳代くらい)には、未だかつて経験したことがなく、自殺にまで追い込まれるほど心理的に負荷がかかってしま場合がある、ということは言えると思います。大学のような狭い閉鎖的な社会で、一種の王様気取りで学者をやっていると、そういう時代の変化がわからないかもしれませんが、そういった側面は十分わきまえた上で、指導等も配慮して行うべきでしょう。
私の知人で、ベテランの客室乗務員がいますが(「ベテラン」と言うと、後から怒られそうですが)、航空会社でも、訓練生に対し、昔日の「スチュワーデス物語」のような厳しい指導をすると、脱落する人が続出しかねないので、過度に厳しくならないように、温かさもうまく加味して指導を行うように注意している、という話をしていました。
厳しく指導すべきではない、学生の機嫌を損ねてはならない、ということではなく、教えられる者の人格を尊重し、厳しさの中にも温かさがあり、相手を心理的に追い詰めたりしないような、考えた指導を行う必要がある、ということではないかと思います。