裁判員制度 「参加したくない」8割 責任重い/判断に自信ない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070202-00000003-san-pol

裁判員を務める場合の不安(複数回答)に関しては「被告人の運命が決まる責任を重く感じる」が64・5%でトップ。

昔、司法試験に合格して間がないころ、当時の西原春夫・早稲田大学総長のお話を聞く機会があり、人が人を裁くということは、本来、神だけができることであり、人が人を裁いてはいけない、しかし、それでは人間の社会が成り立たなくなるので、裁判官や、検察官、弁護士、といった、人を裁く(確かに、検察官、弁護士にもそういう面はあります)仕事というものが存在するが、そういった仕事に就く人々は、常に、神に近付く努力を怠ってはならない、といったお話があって、非常に印象深かった記憶があります。
人を裁く、ということは、それだけ重い仕事であり、国民の多くが、そのような仕事を担当することに躊躇を覚えるのは当然のことでしょう。
我慢して辛抱強くお付き合い下さい、と言うしかありません。