米国で話題の“ネットの削除人”,失言・失態・都合の悪い過去も抹消できる?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061129/255334/

自分にとって都合の悪い情報を消して欲しい人は,まずReputationDefender社と契約を結んでクライアントとなる。半年契約なら月額16ドルで,ネット上に出回ったクライアントに関する様々な悪情報を探し出してくれる。ReputationDefenderが探索対象とするのは,MySpaceをはじめとするSNSニューヨークタイムズのようなニュース・サイト,YouTubeなどのビデオ投稿サイト,オンラインゲーム・サイト,さらには個人のサイトやブログなどだ。これらに掲載された文章,写真,ビデオなど,あらゆるコンテンツから,クライアントに関する悪情報を探し出して報告する。クライアントがそれを消したいときは,1回につき30ドルを払えば,ReputationDefenderのスタッフがその情報を掲載しているWebサイト所有者と交渉し,ネット上から抹消させる。ただし,どうしても消せない情報が2種類ある。それはニュース・サイトに掲載された情報(記事)と,ネット上に公開された裁判記録(court record)だという。

日本の場合、ニュース記事や裁判記録についても、強く削除を求める人が少なくないですね。裁判記録については、元々、何らかの意図を持ってアップされていることが多いので、なかなか削除されないと思いますが、ニュース記事について、配信元は、それなりの基準を設け、削除する場合もあるようです。ただ、転載された先まではコントロールできませんから、記事になったものを痕跡を残さず消し去るというのは、著しく困難です。
日本でも、こういったサービスには一定の需要があるのではないか、と思いました。