上海総領事館員が昨年自殺、「中国が機密強要」と遺書

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051227i401.htm?from=main4

自殺後、総領事や家族などにあてた遺書が数通見つかっており、このうち総領事あての遺書の中に、中国人の男から交友関係を問題視され、総領事館の情報を提供するよう求められたという趣旨の内容が記されていたという。

「交友関係」は、異性関係である可能性が高いと思われますが、そういった関係に絡めて情報提供者に仕立て上げるというのは、昔からある、古典的な手口と言えます。
どのような事情があったにせよ、自殺というのはあってはならないことだと思いますが、要職にある人(私のようなしがない弁護士ではなく)は、近づいてくる人にも要注意、ということでしょう。

追記:

中国当局が脅迫か…上海総領事館員の首吊り自殺 ホステス使い色仕掛け
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_12/t2005122701.html

きまじめだった領事は工作員と深い付き合いとなってしまったことに責任を感じ、総領事や妻、同僚に計5通の遺書を残して自殺。総領事あての遺書には「自分はどうしても国を売ることはできない」などと記されていたという。

記事によると、亡くなった領事は、旧国鉄出身で、分割民営化に伴って外務省へ移った人だったようですが、酷な表現を敢えてすると、外交官として適性があったとは言えないように思います。
とはいえ、お気の毒なことです。