雫石事故の残骸保存へ 全日空、社員向け施設で

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005073001002836

日航ジャンボ機墜落事故の残存機体は日航が保管しているが、同社は事故原因とされた後部圧力隔壁以外は将来的に破棄する方針を固めており、日航全日空で対応の違いが明確になった。

だから日航はだめで全日空は優れている、といったことを言うつもりはありませんが、起きた事故に対して真摯に向き合う姿勢について、与える印象が全然違うでしょうね。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/civil_aviation/cadb/disaster/accident/19710730ja.htm
http://www004.upp.so-net.ne.jp/civil_aviation/ronbun/sizukuisi/sizuku1.htm
http://www004.upp.so-net.ne.jp/civil_aviation/ronbun/sizukuisi/sizuku5.htm#3

では、

全日空にとって雫石事故は悲劇であったことに変わりはないが、その苦い経験から、相手が例え国であっても、黒いものを黒といい、白いものを白といえる正義感、告発する勇気を得たのである。そして本件事故やそれ以前の事故の結果を厳粛に受け止め、空の安全に努めたからこそ、今日の世界の翼としての全日空が存在するのである。そういう意味において本件事故とその経過は、現在の全日空の礎を為す重要なものといえ、この理解なくして、今日の全日空とその内面に秘められた力を理解することは到底不可能なのである。
全日空雫石事故民事第2審判決の分析」第2章・第3節「全日空苦悩の歴史に見る雫石事故」

という評価がされていますが、これは、全日空関係者が共有する認識なのかもしれません。