カネボウ粉飾 会計士4人聴取 監査見落とし説明求める

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000017-san-soci

特捜部と証券監視委は二十九日、中央青山監査法人本社を関係先として捜索している。今後、押収資料を分析した上で、監査法人側が粉飾に関与していなかったか見極める方針。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050729#1122641485

で述べた中で、1の理由が主だったようですね。

カネボウ関係者からは「表向きも平成八年度から三期連続で債務超過となっていたのに、どうしてそれ以降の決算で疑問に思わなかったのか。見抜けなかったとの理由では納得できない」との指摘も出ている。

今までの取り調べの中で、カネボウ関係者から、監査法人の共犯性を強くうかがわせるような供述が出ているのではないでしょうか。強く疑問を感じたり、粉飾をうかがわせる資料をたまたま発見したり、関係者から「実は・・・」という打ち明け話を聞いたりしたにもかかわらず、監査法人側が、見て見ぬふりをしたり、あえて追及しなかったり、といったことをしたというような。
特捜などとしては、そういったカネボウ側の供述だけで事実を認定するのではなく、監査法人に対するガサを先行させ、任意で事情をよく聴きながら、慎重に捜査を進めているという可能性があると思います。