戦艦大和沈没から60年、広島・旧呉海軍墓地で追悼式

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000414-yom-soci

元乗組員の石田直義さん(88)(呉市三条)は「60年たった今でも、目の前で海に沈んでいった仲間のことを思い出す。多くの尊い命の代償に現在の平和があることを若い人に伝えていく」と誓っていた。

多数の戦死者が出ており、作戦としては成算が乏しく、無謀だったと思いますが、米軍が沖縄に上陸し、将兵だけでなく沖縄県民も決死の覚悟で戦っている状況の中で、大和が瀬戸内海に無為のまま浮かんでいるという状況ではなかったと思います。
作戦としては失敗に終わりましたが、そこまでして、戦況を挽回しようとした人々がいたことは、永く歴史に残るし、残るべきだと強く思います。

追記:

4月2日の日経夕刊「名作のある風景」で、

戦艦大和ノ最期

が取り上げられ、呉が紹介されていました。そこでも紹介されていましたが、最近、吉田満氏の戦後の歩みをテーマにした、

大和の最期、それから―吉田満戦後の航跡

が出て、私も購入して読もうとしているところです。
戦後60年が経過し、静かに歴史を振り返る動きも徐々に広がっているような気がします。