妻の“執念”で新証言、「夫は過労死」逆転裁決得る

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050327i401.htm

東大阪労基署は、社長の親族である社員への聞き取りなどから「記録上、長時間労働になっているのは飲酒や雑談が原因。業務とは関係ない」と不支給を決定した。大阪労働者災害補償保険審査官も審査請求を棄却した。

このニュースを見て感じたのは、上記のような経緯の中の、「記録上、長時間労働になっているのは飲酒や雑談が原因。業務とは関係ない」という認定が、奥さんにしてみると許し難く、お金の問題というよりは、亡くなった旦那さんの名誉のために闘おうとしたのではないかということです。

会社の近くに住み、社員の様子を見張った。元同僚や当時の取引先から、「(男性が)一人で居残り、夜遅くまで黙々と作業していた」などの証言を得て同審査会に提出した。

その結果、逆転裁決を得た、ということですが、亡き夫への妻の愛を感じます。それがないと、なかなかここまでできないでしょう。世の中、お金がすべてではない、ということを感じさせられます。