http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000506-san-soci
鬼十則はあまりにも有名ですが、労働基準法を逸脱した過剰労働を推奨しているわけではありませんし、そこはうまく切り分けて考えるべきでしょうね。
私も、特に検察庁にいた当時は、月に100時間どころではない残業(そもそも「残業」という概念がありませんでしたが)を当たり前のようにやっていましたが、それが良いと思ったことはないですし、あくまで、やむを得ずやっていたことでした。仕事をしていると、締め切りに追われてハードに長時間働くといったことを、全くゼロにすることは困難ですが、それはあくまで例外と位置づけ、できるだけそういう事態にならないような職場環境を維持して、そういった事態が生じてしまったらその後にきちんと休憩、休暇が取れるようにすることが不可欠だと思います。
私自身、社会で働くようになって30年弱になりますが、長時間労働で休みも取らずに疲弊しているようでは、質の高い仕事は困難で、労働環境を適正化することは、労働者を保護するだけでなく、良い仕事に繋がる積極的な意味を持つことを、マネジメント側は認識すべきでしょう。