山口組が相次ぎ“組織改編”解体へ足がかりと大阪府警

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050301-00000406-yom-soci

全国最大の暴力団山口組が、暴力団抗争に絡んでトップの使用者責任を初めて認めた昨年11月の最高裁判決後、渡辺芳則組長(64)と組運営の距離を保つため「組織改編」を進めていることが1日、大阪府警の調べでわかった。
組長を除いた最高幹部による集団指導体制に切り替え、組長と組員が主従関係を結ぶ儀式「盃事(さかずきごと)」や年末年始の恒例行事も相次いで廃止した。一時は渡辺組長の「引退」も発表されるなど浮足立つ内情が表面化しており、府警は「改編は組長を守るための偽装工作。この機を組織解体の足がかりにしたい」と、他の警察と連携して幹部クラスの摘発を進める。

暴力団の本質は、目的達成のためにはいつでも「暴力」を発動するという意思と能力にありますから、暴力の発動が、頂点への巨額損害賠償請求につながるということになると、組織としては、本質部分に関わるだけに、きついのだろうと思います。
警察は、好機と見て、今後とも徹底検挙により組織の弱体化、解体を図ろうとするでしょう。