「警官供述は虚偽」 パキスタン人男性に逆転無罪判決

http://www.asahi.com/national/update/1202/044.html

高裁判決は、この警察官の証言について「当時そばにいた被告の友人や、現場にいた他の警察官と明らかに違うことを話している。しかも、記憶違いではなく、あえてうそを述べている」と批判。その証言を「全体的に信用性が低く、暴行を受けたとする内容も信用しにくい」と退けた。

高裁でここまで認定されるような証拠関係でも1審では有罪になってしまうこと、高裁判決が最終的に確定しても、おそらくこの警察官は何の処分も受けず検察庁偽証罪で起訴することもないこと、といったことが、刑事事件の恐ろしいところでしょう。