左膝を痛めて思うこと

今月に入り、左膝が痛く、一旦はほぼ治ったものの、先週からまた痛くなり、次第に激痛が走るようになった。湿布をはるなどしてしのいでいたが、昨日の午後、六本木ヒルズ内のクリニックへ。整形外科で診察を受け、幸い、悪質なものではないことがわかり、しばらく、湿布をはったり鎮痛剤を飲むなどしながら、様子を見ることに。
こういう状態になって思うのは、階段の上り下りが辛かったり、日常の動作の中の、日頃は、ごく当たり前のように行っていることが、結構辛いことである。特に、階段の下りが辛いのだが、地下鉄では、上りのエスカレータはあっても下りのエスカレータがないところが多く、泣きたくなる。下りのほうが楽だと勝手に決め込んでいるようだが、階段の上りより下りが辛い人間がいることが、完全に置き去りにされている。
他の人も、結構冷たくて、階段をよちよち歩いていると、「こいつ、邪魔だな」という感情を、さりげなく動作で表しながら、他人が追い越して行く。好きでよちよち歩いているわけじゃないんですけどね。
この程度の不自由でも、これだけ情けない思いをするのだから、もっと不自由な人は、相当の情けない思いをしていることと思う。東京という街は、本当に「人に優しくない」街であることを痛感している。