単なる誤報?結局のところ、ドコモiPhoneは出るのか、出ないのか

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111214-00000303-playboyz-bus_all

つまり、今回のスクープは、どうやらNBOの勇み足であるらしいのだ。ただ、だからといってドコモがないというわけではない、というのだから話はややこしい。現時点では両社間で交渉の事実がなくても、今後の急展開もあり得るからだ。
そのカギを握るのが、次期「iPhone5」からではないかと噂されている「LTE」への対応だ。LTEとは、今の世界標準の3Gに置き換わるとされる次世代の高速・大容量携帯通信規格。日本では現在、ドコモのみが「Xi(クロッシィ)」の名でサービスを始めている。
携帯電話ライターの佐野正弘氏によれば、ドコモがXi普及戦略を進める上で、iPhoneは無視できない存在なのだという。
「現行の3G回線が混雑しているのはキャリア最大手のドコモも同様で、なるべく多くのユーザーを新回線に移行させたい。もしLTEに対応したiPhoneが発表されれば、Xi普及の起爆剤となることは明らかですから、それはドコモにとって喉(のど)から手が出るほど欲しい端末のはず」(佐野氏)

日経ビジネスオンラインの報道には私も驚きましたが、誤報、というより、交渉の具体性、成熟性について、ややフライイング気味の記事であった、ということではないかと推測しています。
Xi(ドコモが提供するLTE)は、私も、最近導入したGalaxyS2LTEで利用していますが、下りはかなり速く、場所によっては十数M、二十数Mといった速度が出ることもあって、高速通信を享受することが可能で、かなり快適です(上りは今一つで、wimaxのほうが上りは速いようですが)。日本で、サムスン等がLTE対応の端末を出して先行している状況ですから、アップルとしても、当然、対抗したいと強烈に考えているはずで、iPhone5から、ドコモのXiに対応させ、電波の強さや安定性に定評があるドコモでiPhone5が利用できるようにしたいと、水面下で交渉が続いていることは確実でしょう。予断を許さないものはあるものの、実現可能性はそれほど低いものではないだろうと、私は推測しています。来る2012年の、日本におけるスマートフォンの動きの中で、最も注目されるものの1つであることは間違いなく、期待は高まります。