http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110131-00000006-scn-cn
中国の業界では、アップル社がiPhoneを売り出した2007年当時、中国移動が提携すると見られていたが、ライバルの中国聯通が先行した。
しかし、中国移動が採用している「TD−LTE」をアップル社が支持したことで、次世代のiPhoneの販売では中国移動が提携相手になる可能性が高まった。
TD−LTEについては、
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20100720_381863.html
でわかりやすく解説されていて、参考になりますね。
主流となっているFDD方式のLTEに対し、TD−LTEには、
話がメインのサービスでは、上り下りの通信はほぼ同じ情報量が必要ですのでTDDであっても、上り下りの割当は1:1にするのが一般的と言えるでしょうが、現在成長中のモバイルインターネットでは、下りのほうが通信量が多くなることが一般的です。このように用途によって、上り下りでそれぞれ必要な通信量が異なる場合には、TDD方式が有利なのです。
といったメリットがあるということで、
最近では、LTE用チップセットなどを提供しているベンダーでは、LTEとTD-LTEの両方で使用できるソリューションの提供を開始しているところも増えています。たとえば、スウェーデンのエリクソンは、2008年2月時点で、TDDとFDDの両モードを同一のLTE基地局で動作させるデモを行っていますし、米国のクアルコムは3G/LTE両用のMDM9200およびMDM9600チップセットをリリースしましたが、このLTEはLTE FDD、LTE TDDどちらもサポートしています。
という状況にもあるとのことですから、来る新iPhoneも、異なるLTE規格の双方に対応できるものとして発売される可能性も十分あるでしょう。
記事では、
日本では、今のところ、TD-LTEでのサービス開始を正式に発表した事業者はありません。ただ、7月に開催された展示会「WIRELESS JAPAN 2010」において、ソフトバンクモバイル取締役副社長の松本徹三氏の講演で示されたプレゼン資料では、ウィルコムが開発してきたXGPについて「XGPの将来バージョンはTD-LTEに極めて近いものになろう」とされています。
とあって、アップルとソフトバンクの蜜月状態は、こういった点もあって続く可能性もありそうです。