iPhone 4よりも薄い!:さらに薄く、より高速に――アップルが「iPad 2」を発表

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1103/03/news023.html

内部スペックも刷新されている。プロセッサはデュアルコアの「A5プロセッサ」を初採用。CPUで2倍、グラフィックスで9倍の高速化を果たしたという。フォトライブラリの写真を高速にスクロールしたり、iMovieでビデオ編集するといった映像系の処理で真価を発揮しそうだ。一方、消費電力をiPadのA4プロセッサ並に抑えているのも特徴で、薄型・軽量化と性能向上を実現しつつ、バッテリー駆動時間はiPadと同等の最大10時間(3Gでの利用は最大9時間)を維持したという。25Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーを内蔵する。

素晴らしい性能ですが、特に感服したのは、上記のような、高性能のデュアルコアプロセッサを搭載しながら、消費電力を抑えてバッテリー持続時間を落としていない、しかも、初代iPadよりも薄く、軽量化する中で、という、驚異的な技術力ですね。アンドロイドの製品には、高性能ではあるもののバッテリーがもたない、という欠点を持つものがよくありますが、この1点だけでも、アップルはアンドロイド陣営の、かなり先を進んでいると行っても過言ではないでしょう。
純正のケースは、

iPad 2の登場にあわせて、保護ケース「iPad Smart Cover」も披露されている。iPad Smart Coverは表面だけを覆うタイプのカバーで、iPad 2とはマグネットで装着する仕組み。iPadのフレームの中にはSmart Coverのジョイント部分に合うように、マグネットが内蔵されている。また、カバーをめくるとiPadがスリープ状態から復帰するギミックも持つ。

というものですが、アップルのサイトで見たところ、これが、シンプルでありながら、なかなか便利にできていて、色も5色あり、全部買ってしまいそうな気がしています。
日本でも、アメリカでの発売の後、2週間程度で発売されるということで、楽しみです。Motorola Xoomと、是非、比べてみたいと考えています。

2011年03月02日のツイート

男子予備校生逮捕へ 仙台で保護、親族から捜索願 合格大学取り消しも

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110303/myg11030313580001-n1.htm

合格となった大学では、不正の実態を見極めたうえで、合格を取り消す手続きをする必要があり、府警はこうした手続きが行われること自体が偽計業務妨害容疑を構成する要件にあたるとみている。

業務を妨害する、とは、業務の執行自体を妨害する場合に限らず、業務の経営を阻害する一切の行為を含み、妨害の結果を現実に発生することを要せず、妨害の結果を発生するおそれのある行為をすれば足りるというのが判例です。
入試業務は、受験者の能力を厳正に判定し合格者を決定するために行われるもので、報道されているような不正行為があれば、少なくともそういった業務が阻害されるおそれが高く、また、現実にも、不正行為への対応のため関係者が本来であればやる必要のない作業を強いられてもいますから(その意味では、上記の記事にあるような合格取消手続といったことも含まれてくる可能性はあります)、全体として業務妨害に該当する、という評価は十分可能でしょう。
見えているもの(入試業務で言えば、業務自体が中断、中止されるような事態)だけが業務妨害ではなく、業務の本質的な部分(上記のような)が阻害されてしまうような場合に、そういった法益(法により守られるべき利益)侵害があることを率直に評価し、そうであるからこそ業務妨害罪が適用される必要があるのではないか、ということも考えておくべきでしょう。

<自殺>就活難航で大学生の自殺者が倍増 10年警察庁統計

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000031-mai-soci

「経済・生活問題」のうち、「就職失敗」を原因に含むとされた自殺者は、07年180人、08年253人、09年354人と増加傾向が続き、10年は70人(19.8%)増となった。
このうち大学生は、07年13人、08年22人、09年23人だった。高校生や専修学校生も含めると10年は53人となった。これら就職失敗に絡む自殺者は、年代別では20代が最も多く153人で、未成年者は6人だった。

私も、社会に出て働くようになって20年余り経過し、自分自身が様々な経験を経てきただけでなく、いろいろな人の姿も見てきましたが、社会に出た時に華々しいスタートを切っても、その華々しさを10年、20年と持続できるかというと、そういうわけではないし、スタートは寂しくても、その後、運に恵まれたり努力が実を結んだりして、10年、20年経つうちに堂々たる人生を歩むという人もいて、世間的に評価が高い就職をすることに、過度に思い入れないほうがよいと思いますね。人生、山もあれば谷もあり、絶頂感に包まれていればあとは落ちて行くだけだし、ここが底だと感じれば、その後は上昇気流に乗ってくるもので、楽観し過ぎることも悲観しすぎることも、ともに正しい身の処し方ではないという気がします。
就職で悩んでいる人は多いと思いますが、視野を狭くして思い込むことは避け、いろいろな人の話を聞いてみるということも必要でしょう。

組織の思考が止まるとき ‐「法令遵守」から「ルールの創造」へ

著者の郷原先生から、1冊送っていただきました。ありがとうございました。
大阪地検特捜部問題など検察庁が抱える問題をはじめとする、様々な問題が、著者独自の鋭い切り口で分析されていて、著者と同様の立場に立つ人だけでなく、異なる立場、見方の人にとっても、参考になる1冊と言えるのではないかと思います。検察庁内部の実情は、内部に身を置いた者ではないとわかりにくいことが多いものですが、本書の中では、エピソード等として、そういった内情も紹介されていて、その点でも参考になるのではないかと思います。
私には、こういった本を書いて世に問うだけの力はないので、今後も引き続き、ブログやツイッターで細々とつぶやきつづけることにします。