稼げる超ソーシャルフィルタリング

稼げる 超ソーシャルフィルタリング

稼げる 超ソーシャルフィルタリング

堀江貴文氏の本ですが、話題になっているので、昨日、裁判所からの帰りに書店で買って、今朝までの間に一気に読みました。
GmailツイッターiPhoneを活用し、特に、ツイッターでは、有用な情報源をうまく使い(ここがソーシャルフィルタリングということになるようですが)、シャワーを浴びるように、有益な情報を収集するというのは、確かにうまい方法で、ツイッター時代の新たな手法と言えるでしょう。従来からも、人脈をうまく作り、様々な情報を人から収集することは推奨されていましたが、リアルな場での人脈形成には様々な限界もあり、ツイッターのようなツールで、まずは一方的に情報を吸収する関係を作ってしまい、その後、必要に応じて、徐々に双方向なものを目指して行く、というのは、手っ取り早くもあり、有用でしょう。
本書では、メーリングリストインスタントメッセンジャーを活用したプロジェクトの進め方も具体的に紹介されていて、これも興味深いものがありました。こういった手法は、IT企業でよく利用されているものといえ、うまく機能すれば、かなりの効率、成果が得られます。
ただ、堀江氏も少し指摘しているように、各自の意識やスキルが低ければ、なかなか機能せず、形骸化する危険性も高く、こういった手法がうまく活用できる組織は、日本ではまだまだ少ないというのが私の実感です。そういうところにも、日本がなかなか「立ち上がれ」ない理由があるのかもしれません。
とは言え、この本には、すぐに役立つ実戦的なノウハウがいろいろと紹介されていて、こういったスキルに興味を持つ人にとっては読むに値するという印象を受けました。

違法献金事件:「訴因変更」で立ち往生 大久保元秘書公判

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100507k0000e040061000c.html

ボ2ネタ経由で知りました。興味深い問題が生じているようです。

特捜部は1月16日、陸山会の07年分の収支報告書の支出を4億円過少記載したとして大久保被告を再逮捕。04、05年分の別の虚偽記載も含めて立件し、2月4日に東京地裁に両年分の訴因変更(07年分のみ追起訴)を請求した。訴因変更請求があった場合、裁判所はすぐに許可するケースが多い。だが、東京地裁は今も訴因変更を認めていない。
ネックとみられるのが公判前整理手続き。ある業務上過失致死事件の判決で東京高裁は08年11月、「公判前整理手続き後は、争点整理と審理計画が策定された趣旨を無視した訴因変更は許されない」との判断を示した。この高裁判例を念頭に、大久保被告の弁護側は「公判前整理手続きで争点を絞り込んだのに、検察はだまし討ちのように訴因変更請求をした」と主張しているとみられる。
これに対し、検察側は「やむを得ない措置」と反論。検察側、弁護側双方とも一歩も引く構えを見せていないという。

従来から、訴因変更の時期的限界ということは言われていて、当初の訴因を前提に検察官と被告人、弁護人の攻防が尽くされた後に、それを無にするような訴因変更が請求されてもそれは認められないということが言われ、そうした裁判例もあります。上記の記事で紹介されている問題は、裁判員制度、公判前整理手続の下、訴因変更の新たな限界が生じてきたことを示すものでしょう。
これを機に、訴因変更の限界について、さらに議論が深まる可能性もありそうです。

<iPad>ソフトバンクが販売へ SIMロック設定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100508-00000043-mai-bus_all

アップルと日本国内での販売契約を結んだ。アイパッドの国内販売には、NTTドコモも強い意欲を示していたが、携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」販売でアップルとの関係を強固にしていたソフトバンクが契約獲得に成功した。
携帯電話回線でもインターネット通信できるタイプには、利用可能回線をソフトバンクに限定した「SIM(シム)ロック」をかけ、ドコモなど他社の回線を利用できないようにする。米国などでは、ロックを解除した状態で販売されており、日本版は異例の対応。ソフトバンクは、アイフォーンの国内独占販売に続き、アイパッドでも利用者を囲い込み、マルチメディア端末のシェア争いで優位に立ちたい考えだ。

ソフトバンクのサイトも見てみましたが、本体について、米国での販売価格に照らし割高感はなく、また、通信料のプランもリーズナブルなもので、ソフトバンク孫社長?)が、かなり戦略的な価格設定にしていることがうかがわれます。ドコモは競り負けてしまったのでしょうか。
ドコモのSIMカードが使えるようになる余地も、まだ残ってはいるようですが、使えるようにならなければ、電波が弱い、つながらないソフトバンクにおつきあいする不便さは残ります。その分、安くしているから我慢してね、つきあってねということになりそうですね。
どういう使い方をするかによりますが、wifiが使えるホットスポットもかなり増えているので、wifiモデルで基本的に自宅、勤務先、ホットスポット等のwifiで接続し、イーモバイルのポケットwifiのようなサービスで補完するという使い方も検討に値するでしょう。来年になれば新型ipadが出るはずなので、ソフトバンクで2年の縛りをかけられているのはいかがなものか、という気はします。