ドラマ「検事朝日奈耀子8」の撮影立ち会い

10月31日午後9時から、テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放映予定ですが、撮影が開始され、昨日は午前中から夜まで、東映の大泉撮影所で行われた、主に検事室内での撮影に立ち会ってきました。
検事室のセットは、スタッフによる事前の調査が行き届いていた成果と思いますが、リアルに作られていて、私も時々行く東京地検のそれをかなりリアルに再現していると感じました。私が今まで見た中では、最高の部類に属する出来と思いました。
検事役の眞野あずささん、検察事務官役の内藤剛志さんを中心に、撮影はてきぱきとした感じで進みましたが、朝日奈検事が担当する事件がかなりの難事件であり、このような事件や被疑者に対する検事の姿勢、接し方といったことについて、撮影の途中、眞野さんからかなり核心を突いた質問があり、日本において様々な問題を指摘されつつも検事(検察官)が果たしている役割や、現場の検事がこういった事件に取り組む場合の考え方などについて、私の経験も踏まえつつ、しばしお話ししました。今回が第8作目ということで、眞野さんのこの作品への熱意は相当高く今まで形成してきたイメージを大切にしつつかなり真剣に役作りをしているという印象を受けました。
今年の春から夏前にかけては、TBSドラマ「スマイル」の撮影立ち会いで、何度か緑山スタジオへ行きましたが、大泉撮影所の雰囲気や撮影の進め方には、また違ったものがあって、いろいろな経験ができ私自身にとっても収穫があるものと感じました。
ドラマ「検事朝日奈耀子」には根強いファンが多いようですが、かなり期待できる作品になりつつある、とだけ申し上げておきます。

米ツイッター、企業価値10億ドルに成長 実績と将来性を評価

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090926AT2M2500K25092009.html

事業開始から3年余で収益モデルも固まっていないが、オバマ米大統領をはじめ、世界で5000万人以上の利用者を集めた実績と将来性が評価されたようだ。同社は価値の向上を背景に資金調達を繰り返している。

米IT(情報技術)ベンチャーでは人脈サイト最大手フェースブック動画共有サイトのユーチューブがここ数年の成長株とみられてきたが、ツイッター企業価値の面でもそれらに次ぐ存在感を示しつつある。

私も、ツイッターを使い始めて数か月たちますが、ブログで書くほどの内容、量ではないことを気軽に書いたり、他の人のコメントをリアルタイムで読めたりするので、かなり使えるという印象を受けていて、今後も、いろいろと使い方を考えてみるつもりでいます。
問題は、おそらく、どこで確実な収益を上げて行くことではないかと推測され、そこがうまく見出せれば、インターネットの世界における一種のインフラのような存在になって誰もが使う、ということにもなりそうな気がします。

大阪1区落選の女性候補、買収容疑で逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090927-00000549-yom-soci

容疑者は元NHK職員。墨田区議などを経て、4年前の前回衆院選民主党公認候補として大阪15区に立候補したが落選。今回は無所属で同1区に出馬していた。

今回も民主党から出馬していれば苦もなく当選していたのではないかと思いますが、時代の流れにうまく乗れず、連続落選は避けたいと無理をしてしまったのでしょうか。
昔、あるところで選挙違反の捜査をやっていて、勾留中の被疑者を取り調べていたところ、供与した現金の出所が当選候補者の実母であることを自白し、警察が割れない被疑者を検事が割ってしまったということでちょっとした騒ぎになったことがありました。当時の連座制の規定では、当選無効も問題になり得るということであったことは記憶していますが、その後のことを言うと事件が特定される可能性があるので、言わないでおきます。
振り返ると、異動した先々で、否認してなかなか割れない被疑者を自白させたということは1度、2度ではなくあって、途中で辞めてしまって今ではしがない弁護士になり果ててしまっていますが、辞めずに続けていればもっと何らかの成果をあげられていたかもしれません。また、検察庁内部で、取調べについて指導でもするような立場になっていた可能性もあります。ただ、その場合、今の取調べ全面可視化の流れの中で、今後、どうしてよいかと途方にも暮れていたことでしょう。
明日、取調べの可視化について某テレビ番組の取材を受けることになっているため、先ほどまで資料を読んでいて、そういったことをつらつらと考えました。