高森女性殺害事件 時効成立

http://www.kab.co.jp/db/asp/KabNewsDetail.asp?hizuke=2007/7/19&group=4&id=2

この事件は1992年7月、高森町尾下の住宅の土間で、甲斐ハツ子さん当時74歳がパジャマ姿のまま背中・胸・腹などを刺され、死んでいるのが見つかったものです。警察では殺人事件としてこれまでに、延べ1万7000人の捜査員を動員し、100人から事情を聞くなどしましたが、犯人特定には至らず、きょう時効が成立しました。

熊本県の事件ですが、これで終わりなのか、と釈然としないものが残ります。

OB不正、揺れた公安庁 「身内」検察、逮捕を急ぐ

http://www.asahi.com/national/update/0718/TKY200707180661.html

12日に事態が表面化すると風向きは変わった。官邸サイドは「検察官が退職し、弁護士になったら何をやってもいいのか」と苦言を呈した。「情報機関なのに元身内の動きさえ把握していない」との批判も出た。

その後の経緯も含め、「国策捜査」という性格を非常に強く感じさせる記事だと思います。こういった性格を持つ捜査に、捜査機関の一員として加わらずに済むようになって良かった、と、しみじみと感じています。

自転車部の練習中、高校生2人が駐車の車に衝突死…千葉

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070719i213.htm?from=main2

千葉西署の調べによると、現場は片側3車線で見通しのよい直線道路。2人は所属する自転車部の練習中で、他の部員2人とともに1列で走行していた。
同署は、自動車運転過失致死の容疑で、車を駐車していた千葉市内の運転手男性(31)から事情を聞いている。

亡くなった方々には気の毒な事故と言うしかありませんが、駐車していた運転手に、自動車運転過失致死罪が成立するか、ということになると、予見可能性の点で微妙であり、刑事責任は問えない、となる可能性のほうが高いのではないかと思います。「見通しのよい直線道路」で、事故発生時間も午後1時50分頃と夜間で見通しが悪いという時間帯でもなく、駐車によって上記のような態様の事故が起きることを予見し回避すべき業務上の注意義務があった、とまでは言いにくいのではないかと思います。
ただ、路上駐車の危険性を示す事故であり、安易な路上駐車に警鐘を鳴らすものということは言えるでしょう。