北の薬物 狭める包囲網 国連会議、日本が勧告案

http://www.sankei.co.jp/kokusai/korea/061203/kra061203000.htm

北朝鮮は、最終日の採決直前、在タイ大使館員とESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)代表部員の2人が、突然議場に乗り込んだ。
北朝鮮は会議加盟国でないにもかかわらず、2人は会議事務局に「わが国は国連加盟国であり、会議への参加を拒む理由はない」「議席をよこせ」などと大声で怒鳴り立て、議場は騒然としたという。

北朝鮮の大使館員らはこの席で、「日本の発表は、国際社会での(北朝鮮に対する)名誉棄損である。薬物はわが国でも違法であり、厳しく取り締まっている。日本こそ、しっかり取り締まったらどうか」「日本の勧告案は、わが国を陥れようとする誹謗(ひぼう)中傷で、政治的な意図を感じる」などと、約5分にわたり気色ばんだ。

結局、北朝鮮に同調する国は皆無で、全会一致で勧告案が採択された、というところに、北朝鮮の主張に信憑性がなく、各国が北朝鮮に極めて厳しく見ている、ということを示していると言えるでしょう。
焦れば焦るほど、アリ地獄のように落ちて行くこの状態を、どこで食い止めようとしているのか、わかりませんが、このままでは、本土決戦を叫んでいた段階における戦前の日本と同様、亡国の道しか残っていないように思います。

情報ネットワーク法学会・第6回研究大会(於・筑波大学)

一昨日の土曜日、筑波大学で行われた上記大会に参加しました。筑波大学へ行くのは初めてでしたが、周囲の様子が、昔、3年ほど住んだことがある徳島に少し似ているように思いました。
昼休みに、近くにあるジャスコへ行き、食事をした後、赤穂浪士に関する本を購入し(12月は討ち入りの月なので、毎年、この時期になると関連本を、つい買ってしまいます)、読んでいるとおもしろく、しばらくロビーで座って読んだりしていたので、ややさぼり気味の参加になってしまいました。
内容は、

http://in-law.jp/taikai6.html

といったものでしたが、聞いた中では、

壇俊光大阪弁護士会) 「プロバイダー責任制限法」における発信者情報開示における実務的な問題
板倉陽一郎(慶應大学) インターネット上の新聞記事批評における「一投稿一著作ドグマ」 の考察
佐々木尚俊(ジャーナリスト)「インターネット時代のジャーナリズム――その虚実を探る」

が、特におもしろいと思いました。
発信者情報開示については、理論面だけでなく、実務上も種々の問題が生じていて、その意味で、上記の研究報告は、仮処分や本訴に関わる機会が少なくない私にとっても、参考になりました。
また、投稿に関する上記研究報告は、インターネット掲示板上などで、特定の新聞記事を引用した上での集積・累積する形態の批評について、個別の投稿との関係で引用を考えるのではなく一連の投稿との関係で引用を考えようと試みており、この種の掲示板について問題点を検討する機会が少なくない私にとって、考えさせられる内容でした。
佐々木氏の基調講演では、インターネット上で生じている様々な事象について、幅広い知識、視野から、軽妙な切り口で紹介されていて、聞いていて非常におもしろく、自分の見方を確認することもできて、参考になりました。
日頃、どうしても「読む」作業に偏る面がありますが、こうして、他人の話を「聞く」ことも勉強になり、バランスの良い情報収集の必要性を改めて感じました。

警視庁、詐欺容疑で近未来通信の捜索開始

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000002-yom-soci

今後、刑事事件として立件、捜査して行くためには、広範囲に資料を入手しておく必要がありますが、そのためには、早期に捜索・押収は行っておいたほうがよい、と判断したのでしょう。適切な判断だと思います。
今後は、捜索・押収により入手した資料の分析、関係者の事情聴取が進められ、強制捜査(関係者の逮捕等)は、検察庁の態勢も一新された後の来年4月から5月、というところでしょうか。

取り締まり強化週間始まる 飲酒運転、全国で10日まで

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006120401000005

先週土曜日に筑波大学で行われた情報ネットワーク法学会研究大会終了後、大学内での懇親会にも出席しましたが、当然のことながら、お酒は一切飲まず、ジュースとウーロン茶ばかり飲んでいました。
お酒を飲む機会が増える季節ですが、飲むことがわかっている場合は車(バイク等も含め)には乗って行かず、飲んでしまったら置いて帰ってくる、多少のお金がかかっても事故や検挙のリスクに比べれば安いものだと割り切る、ということが必要でしょう。

<子ども遺体写真>遺族が告訴 無断掲載の教諭は自宅待機

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000027-mai-soci

犯罪の成否は、証拠を見ていないので何とも言えませんが、記事の中にある、

遺族らは「子どもの遺体写真などに興味を示す男が、児童を前に教壇に立っていること自体が問題だ」などと憤りをあらわにした。

という点は、全く同感ですね。
死体趣味の教師、強盗する警察官、痴漢の弁護士等々、困った人が次々と出てきて、ブログのネタには事欠きませんが、本当に困ったことだと思います。