「ゴルゴ13✖️佐藤優 Gのインテリジェンス」

 

最近、わからないことがあると、ついついWikipediaに頼りがちな現状に問題を感じ(一定の便利さがあることは否定しないのですが)

japanknowledge.com

を利用するようになりました。そのサイトで、本書が、サービスを紹介している本として出ていたので、通読してみました。

私がゴルゴ13を読むようになったのは大学受験浪人中で、かれこれ40年くらい読んでいて、特に印象に残る作品もいくつかあります。佐藤氏もファンとのことで、本書では、ゴルゴ13から学びとれることなどが佐藤氏の視点で紹介され、また、2018年の発刊当時は存命だった原作者のさいとう・たかを氏との対談、論稿もあって、懐かしさも感じつつ読みました。

ゴルゴ13ファンにとっても、それ以外の人にとっても、ゴルゴ13を通じて様々に考えていける、おもしろい本だと思いました。

 

 

 

 

 

「徳川家康と武田信玄」

 

先日、同じ著者の

を読んだところで、こちらも読んでおこうと思い通読しました。「三方原合戦」は、同合戦にフォーカスした書き振りでしたが、こちらは、それまでの徳川家康武田信玄、今川氏や北条氏、上杉氏との虚々実々のやり取りをフォローしています。読むのになかなか骨が折れましたが、三方原合戦までの流れがよくわかりました。

改めて感じたのは、西上して三方原で徳川軍を撃破した武田方が、そのまま西上すれば、反織田信長包囲網が形成されつつあり将軍足利義昭も反信長に舵を切る中、信長、家康の命運は尽きていたかもしれないということでした。武田信玄が途中で死去して、最も胸を撫で下ろしたのは、信長、家康の2人だったでしょう。

今後は、

 

も、順次、読んでいきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

「会社法 第4版(田中亘)」

 

定評ある基本書として有名ですが、今年の3月にこの最新版が出たのを知り、ゴールデンウイークは遠出せず東京にいたので、その期間を利用して一通り読み通しました。本文で800ページほどあり、読むことが得意で読むのも早い(?)私も、さすがに読むのに時間がかかりました。

私が最初に会社法を学んだのは、早稲田大学法学部に入学した昭和58年から司法試験に合格した昭和61年で、その後は、必要に応じて勉強してきたものの、土台は当時のもの、という感じでした。今回、本書を読んだことで、古い土台を新しい土台に差し替えて、その上で検討していけるようになった気分になっています。

叙述もわかりやすく、豊富な情報が盛り込まれていて、なかなか参考になる良い本だと思いました。

開業20周年。「六本木ヒルズ」とはどんな"挑戦"だったのか?

開業20周年。「六本木ヒルズ」とはどんな"挑戦"だったのか? (2023年5月8日) - エキサイトニュース

2000年代には「ヒルズ族」の呼称が生まれ、今もテック・金融系の企業が集う。

私は2003年当時、ヤフージャパンでも働いていて、グランドオープンのちょっと前に、表参道にあったオフィスから六本木ヒルズに移ってきたので、いち早く六本木ヒルズを利用するようになった部類に入ります。

当初は、ヒルズ族が跋扈し、ギラギラした感じでしたが、今や落ち着いて地域に溶け込んだ感じがあって、便利でもあり、私はよく利用しています。

20年が、長かったようでもあり短かかったようでもあり、私自身としても感慨深いものがあります。

「迷惑行為をやめろ」…ベランダ喫煙で訴訟に発展 煙たがられる「ホタル族」のリスク

「迷惑行為をやめろ」…ベランダ喫煙で訴訟に発展 煙たがられる「ホタル族」のリスク(産経新聞) - Yahoo!ニュース

令和2年4月に全面施行された改正健康増進法で、飲食店など多数の人が利用する施設は原則禁煙となったが、家庭での喫煙は「周囲の状況に配慮」と規定するのみ。厚生労働省は「プライベートな場所に強制力を持って踏み込むことはなじまない」としている。

ただ、トラブル解決支援事業「ヴァンガードスミス」(東京)が今年2月、首都圏の20~69歳の男女500人に過去に経験した近隣トラブルを尋ねたところ、「生活音・騒音」(305人)に次いで「臭い(たばこ・悪臭)」(77人)が多かった。同社に寄せられる臭いに関する相談も、9割以上がベランダ喫煙に関連しているという。

私が前に住んでいた共同住宅でも、管理組合、管理会社から、ベランダ喫煙に関する苦情が寄せられているので注意してほしいという連絡が、時折流れていたことが思い出されます。

ベランダ喫煙による煙、臭気が、吸っている本人が思っている以上に、周囲に拡散していくのでしょう。喫煙しない人にとっては不快であり、トラブルへと発展もするということになります。

今後は、記事にもあるように、共同住宅の管理規約で、共用部分であるベランダでの喫煙を禁止していくことも必要でしょうし、こういう迷惑行為は許されないという社会の認識を共有していく必要もあるように思います。

激しさ増す教員奪い合い、副校長が土日返上で400人以上に電話…担任4人交代のクラスも

激しさ増す教員奪い合い、副校長が土日返上で400人以上に電話…担任4人交代のクラスも(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

早稲田大の吉田文教授(教育社会学)は「学校現場が過酷な労働環境にあるというイメージが定着し、学生が就職先として敬遠する傾向が広がっている。採用倍率が3倍を切ると、教員の質が低下すると言われ、深刻な事態だ」と懸念する。

昔は、教師は「聖職」と言われ、自己犠牲しても公のために尽くす仕事という認識が、教師にも周囲にもありましたが、今や、そんなことを言っていては人は集まらないでしょう。

それは教師に限らず、どういう職業でもそうで、善意や犠牲に依存してお金をケチる、では済まなくなっているということを、まだ古い考え方に取り憑かれている人は、古い考え方を捨て去って思い知るべきです。

怖いのは、古い考え方が捨てられない職業は世間から見捨てられるということで、教師が正にそうなりつつあるのは由々しきことでしょう。

 

コロナ緊急事態宣言「終了」 WHO、3年3カ月で節目

コロナ緊急事態宣言「終了」 WHO、3年3カ月で節目(共同通信) - Yahoo!ニュース

 テドロス氏は宣言終了の意義を「各国が緊急対応の局面から、他の感染症と並んで新型コロナを管理していく段階に移行する時が来た」と指摘。長期的管理に向けた助言を各国に継続的に行うため、国際保健規則の規定を初適用し「再検討委員会」を立ち上げると明らかにした。

私が強く望みたいのは、日本で様々な対策が講じられた、その中で、真に必要であったもの、実は必要ではなかったものをきちんと検証で明らかにして、今後に生かしてほしいということですね。

行ったから、今更必要でなかったと言えないから必要だったと強弁する、では何の教訓にもなりません。まだ無駄なことが繰り返されることになります。新型感染症の大流行は今後も十分におき得ます。そのために、今回の教訓を建設的に生かせるような、徹底的な検証が不可欠だと思います。

あー、終わった、良かったで済ますべきではありません(実際、まだ終わっていませんが)。