「会社法 第4版(田中亘)」

 

定評ある基本書として有名ですが、今年の3月にこの最新版が出たのを知り、ゴールデンウイークは遠出せず東京にいたので、その期間を利用して一通り読み通しました。本文で800ページほどあり、読むことが得意で読むのも早い(?)私も、さすがに読むのに時間がかかりました。

私が最初に会社法を学んだのは、早稲田大学法学部に入学した昭和58年から司法試験に合格した昭和61年で、その後は、必要に応じて勉強してきたものの、土台は当時のもの、という感じでした。今回、本書を読んだことで、古い土台を新しい土台に差し替えて、その上で検討していけるようになった気分になっています。

叙述もわかりやすく、豊富な情報が盛り込まれていて、なかなか参考になる良い本だと思いました。