7月28日のBS-TBS報道1930にゲスト出演

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久しぶりのスタジオ生出演でしたが、私への質問は、統一教会への捜査がなかなか進展しなかったのはなぜかといった、本質的にベールに包まれたものに関してで、なかなか明快にはコメントしにくいものではありました。

この問題への大きな関心を契機に、カルト問題で苦しむ人々が大きく減っていくことを願っています。

「改訂版 天下統一の城 大坂城」

 

割と最近に、

を読んで、大坂城の歴史が理解できてなかなかおもしろかったのですが、同じ著者による上記の本をたまたま書店で見て、買って読んでみました。

大坂城は、石山本願寺の時代にその原型があり、その後、織田信長による征服を経て豊臣秀吉の手に渡り、巨大な要塞化しましたが、大坂冬の陣、夏の陣を経て落城、その後は徳川時代大阪城になりました。「天下統一の城大坂城」では、豊富な写真や図表も交えながら、その歴史を紹介していて、天下の名城がより理解できるように思いました。また「大坂城全史」のほうも読んでみたいと考えています。

 

「ヒトラーに傾倒した男」

 

昨年、NHKのBS 1で放映された

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を書籍化したもので、最近、書店に行ったら並んでいて、番組も観ていたので興味を感じ、早速、買って読みました。

駐独大使にまで上り詰めた大島浩の、日独伊三国同盟体制構築への傾注や、ヒトラーなどナチス幹部との親密な関係から親独情報を次々と発信して日本の国策を誤らせたことは有名ですが、本書では、戦後に行われた大島へのロングインタビューでの大島の述懐を紹介しつつ、その歩みをたどっています。番組では、時間の関係であっさりと済まされていたことが、詳しめに紹介されていて、なかなか読み応えがありました。

読み終えて感じたのは、日本のように、特に戦後は世界の中での一大パワーとして存立できず、最近では国力もめっきりと衰えているような国は、特定の国に過度に依存したり結びついたりしてはいけない、ということでした。かつてのナチス・ドイツとそのような関係を取り結んでしまい、英米やその関係諸国と決定的に対立し、甚大な犠牲を出し国土は焦土と化して敗戦へと追い込まれていった、その教訓は今に生かさねばならないでしょう。憎悪や対立をできるだけ緩和、解消する中で、日本の平和な存立を図っていくべきことを、改めて痛感しました。

山上容疑者、責任能力は 鑑定留置開始で専門家見解 安倍氏銃撃

山上容疑者、責任能力は 鑑定留置開始で専門家見解 安倍氏銃撃(時事通信) - Yahoo!ニュース

元検事の落合洋司弁護士は「どういう鑑定結果が出るか分からないので、(追加の捜査をするため)勾留期間を数日残して実施するのが一般的だ」として、実施時期に特に違和感はないと話す。

山上容疑者が標的を当初の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)幹部から安倍氏に変えたとされることには、「誰もが納得できる合理性はない」と指摘。この点が責任能力の判断に影響する可能性があるとみて、弁護側が鑑定を請求する前に検察側が先手を打ったのではないかと推測する。  

山上容疑者が綿密な計画を立てていたことや、ごく最近まで仕事をしていたことなどから、責任能力がないと判断される可能性は低いとみる。ただ、鑑定では事件当時の心理状態や、母親と旧統一教会の関係が及ぼした影響なども含めて調べる可能性があるという。「死刑求刑も視野に、情状面で酌むべき事情があるかどうか、資料を収集しておくのではないか」との見方を示した。

裁判員裁判が始まる前は、責任能力に問題はないと見られるが念のため専門家の意見を聞いておきたい場合に、簡易鑑定という手法がとられていました。これは、裁判所の鑑定処分許可状によらず、被疑者の同意の下に、検察官が精神科の医師に依頼し、記録の検討、被疑者への問診、必要に応じてごく簡易な心理テストといったことを行なった上で意見を出してもらうもので、それで責任能力に問題ないという結果が出た上で起訴、ということはよく行われていました。

現在、殺人罪のような裁判員裁判必須の事件では、起訴後に、裁判員にもわかりやすいように、責任能力面で問題がありそうな事件は慎重に正式鑑定が行われやすくなっていて、検察庁としても、起訴前に、本件のように正式鑑定を行うケースが増えていると言えるでしょう。

 

「空気」の研究

 

著者の山本七平氏は、

の真の著者であったり、

 

を書いたりと、活発な評論活動を展開していた人でした。興味を感じつつ、きっちり読み通したことがなかったので、オーディブルで出ていた「空気」の研究を、通して聴いてみました。

予想していたのは、とかく空気が問題となる日本の社会論的なものだったのですが、内容は、縦横無尽な山本七平節、という感じで、これは、一通り他の同氏の著作を読んでから、またここに戻ってこようという感じでした。再読を予定しつつ、次は「私の中の日本軍」を読んでみたいと考えています。

井村屋が語る「アンナミラーズ」の閉店を決めた経緯、長く愛された一方で抱えていた課題

井村屋が語る「アンナミラーズ」の閉店を決めた経緯、長く愛された一方で抱えていた課題(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

1985年のプラザ合意以降進んだ円高で、海外旅行も身近になり、日本で疑似体験しなくても、実際に憧れの地に行ける人も増える。一方で、不況の影響は若い世代を直撃し、就職氷河期を経て格差が拡大していく。時代は大きく変わり、よりグルメな方向へ行く人、よりカジュアルでリーズナブルな方向へ行く人、と人々の嗜好も多様化した。

バブル崩壊前までは、今よりも、若者に経済的な余裕があり、飲食にお金をかける度合いが今よりも高かった印象があります。スマートフォンもオンラインゲームもない時代には、遊ぶ、楽しむというと、リアルで食べたり飲んだり、スポーツをしたりテーブルゲーム(麻雀とか)で遊んだりと、楽しむ手段も限られていて、飲食の比重がそれだけ高かったという面もあるでしょう。そういう中で、アンナミラーズは勃興し、次第にしぼんでいった、それがここへ来て、その良さが見直されているのだろうと思います。

こういう良いものは、しっかりと今後も残っていってもらいたいものです。

【2022年】高齢者におすすめのシニア向けスマホ4選【ドコモ・au・ソフトバンク】

【2022年】高齢者におすすめのシニア向けスマホ4選【ドコモ・au・ソフトバンク】 | bitWave

そんなシニアの方におすすめなのが、「シニア向けに設計されたスマホ」です。

例えば文字が見やすい、操作性がシンプル、音声が聞き取りやすいなど、年齢を考慮した仕様になっています。

日本ではiPhoneを使っている人が多いので、スマートフォンは何が良いかという話になると、iPhoneということになりやすいですが、最近のiPhoneは価格が高価すぎ、どうせ電話やおサイフケータイ機能以外にはメール、ウェブ閲覧、SMS、LINEくらいしか使わないなら、あんな高価なものは要らないと割り切ってアンドロイドにするのは賢い選択だと思います。

ガラケーからスマートフォンに切り替える、という人は、この際、ガラケーのドコモメールとかのキャリアメールはやめて、Gmailに切り替えましょう。AndroidGoogleアカウントの上に乗っかっているシステムなので、Googleアカウントを取って、AndroidGoogleのサービスを使い倒すと、楽しいデジタルライフが送れます。

上記の記事で紹介されているシニア向けスマートフォンは、そういう人にとって悪くない選択肢だと思います。

こういうのを使っていて、物足りなくなってくれば、GAlaxyのハイエンドのスマートフォンを使うとか、iPhoneiPadを手にしてみるとか、いくらでも世界は広がっていきます。