コロナ禍で注目「ソロ市場」 一人焼き肉や個室サウナ

コロナ禍で注目「ソロ市場」 一人焼き肉や個室サウナ(産経新聞) - Yahoo!ニュース

一人客をターゲットにした「ソロ市場」が新型コロナウイルス禍で注目されている。一人旅が増えているほか、一人焼き肉専門店や個室型サウナなど、外食やレジャーも〝おひとりさま〟が人気を集める。感染対策としてだけでなく、マイペースに楽しめる気軽さも受けている。

現代は、良くも悪くも「分断」が進んでいるのでしょう。個々の興味、関心が深化していけば、他人と同じことはしたくない、我が道を行く、ということに必然的になってきます。同じことに皆で一緒に興じる、ということに飽き足らなくなり、自分で、一人で行動したいということになりやすいでしょう。

ビジネスとしては、そういった傾向をうまく捉えることでビジネスチャンスにつなげるということにもなってくるわけで、上記の記事にある傾向は、今後、ますます進むでしょう。そういう分断の時代に我々は身を置いているのだと思います。

子どもの人口、41年連続で減少 15歳未満、過去最低1465万人

子どもの人口、41年連続で減少 15歳未満、過去最低1465万人(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

3歳ごとに分けると、12~14歳が323万人で最も多く、年齢が下がるほど減少し、0~2歳は251万人だった。

都道府県別のデータ(2021年10月1日現在)では、99年以来22年ぶりに全都道府県で、子どもの数が前年から減少した。人口に占める子どもの割合が最も低かったのは秋田県の9・5%で、青森県10・4%、北海道10・5%――の順番だった。

国連人口統計年鑑(20年版)によると、人口4000万人以上の35カ国のうち、日本の子どもの割合は最も低かった。

こうしたデータを見ると、極めて深刻な少子化が急速に進行していることがわかります。12歳から14歳に比べて0歳から2歳は70万人余りも少なく、10年経った時点での状況を考えるだけで背筋が寒くなります。地方での人口減少と少子化が急速に進んでいることもわかります。世界的にも急速に少子化が進んでいる国になってしまっています。

同時に高齢化も急速に進んでいるわけですから、今後、必然的に社会の活力は失われ勤労世代が減少して高齢世代を無理に支えるいびつな構造がますます顕著になります。

我々は、そういう先の暗い時代を生きているということを認識せざるを得ないでしょう。

親切に思えた旅行会社、消えた新婚旅行代70万円 被害女性の憤り

親切に思えた旅行会社、消えた新婚旅行代70万円 被害女性の憤り(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

「幸せだねっていえるハネムーンをご提案、実現します」。オーダーメードを売りにする同社のホームページでは、現在もモデルプランなどを紹介し、07年~19年秋ごろまでの顧客の旅行記が複数掲載されている。

こういったサービスを利用すると、料金を先払いしサービス運営者が破綻することで、払った料金が戻ってこないというリスクにさらされることになります。大手なら安心とも言えません。

現在、海外旅行は、航空券の予約も宿泊も、現地でのオプショナルツアーも、個人がネット上で簡単に検索、予約できるようになっています。上記のようなリスクを回避する上では、こういった旅行会社に安易に委ねず、自分で検索、予約していくという方法によることも検討すべきでしょう。

 

「野村ノート」

 

野村克也氏に関し、

yjochi.hatenadiary.com

を読んで、そういえば野村氏の野球理論についてきっちり何かを通読したことがないなと思い、「野村ノート」がアマゾンのオーディブルで出ていたので、移動中の時間を利用してきっちり聴いてみました。

発表されたのが、ちょうど、上記の「砂まみれの名将」で描かれたシダックス監督時代の末期だったようで、シダックス監督当時の話も出てきましたし、「砂まみれの名将」と噛み合う形で読めて、実になるものがありました。

単に、野球に精通しているというだけでなく、人間心理にも目配り、気配りした野村氏の理論、見識には、不世出のものがあり余人をもって替えがたいものがあったと言うしかありません。

今後も、折に触れ野村氏の著作を読んでいきたいと考えています。

「砂まみれの名将ー野村克也の1140日ー」

 

野村克也氏が逝去して2年余りが経ちますが、生前の同氏を取材していた著者が、阪神タイガース監督を辞任した後にアマチュアシダックス野球部監督に就任した野村氏の姿を赤裸々に描いたのが同書です。たまたま知って、通読しました。

野村氏がアマチュア野球の監督をやったのは、後にも先にもこの時だけだったと思いますが、持てる野球に関する知識、経験を駆使してシダックスの選手、コーチらを育成していく様が、実に野村氏らしく、懐かしさとともに感銘を覚えるものがありました。

野村氏に指導を受けた人々が、その後、選手として、指導者として、野球界で活躍していったことも紹介されていて、同氏の影響力の大きさ、残したものの大きさ、多彩さを改めて強く感じるものがありました。

あまり語られることがない、野村氏の知られざる姿が描かれた同書には、貴重なものがあるように思われます。なかなか良い本でした。

「太平洋の試練 レイテから終戦まで 上」

 

このシリーズでこれまで出たものはずっと読み進めているのですが、最近、「レイテから終戦まで 上・下」が出たので、まず上巻を読みました。

この著者の叙述スタイルが、同じ場面を丹念に細かく書き込んでいくものなので、おもしろいのですが、読むのに結構時間がかかります。私も、読むのは遅いほうではないのですが、今月初めから読み始め、何とか上巻を通読したという感じです。

米陸海軍内の方針を巡る対立や太平洋の島嶼での日米対決、フィリピン戦線やレイテ沖海戦の動きが丹念に辿られていて、特に、米国側から見た視点には、今まで読んだものにはないものもあって、大変に参考になりました。

太平洋戦争の通史的な著作としては、かつて読んだ

が実に良くて、Kindleで出たら再読したいと前から思っているのですが、「太平洋の試練」は、「零戦燃ゆ」と並ぶ、私にとっての座右の書的な太平洋戦争通史になりそうです。

「遊郭と日本人」

 

前から興味を持っていた本ですが、Amazonオーディブルでも出ていて、移動中にじっくりと聴くことができました。

遊郭というと、男女の秘事の場というイメージが強く出がちですが、本書では、特に江戸時代の吉原を紹介しつつ、伝統芸能を遊女らが嗜み、春夏秋冬通じて様々な行事が催され、多彩な人々が集う社交の場としての側面が紹介されていて、その文化的な豊さや奥深さには強い興味、関心を懐かせるものがありました。

売買春の場としては許されないとされても、そういったものとは切り離して、日本の伝統を継承する場として現代に引き継げなかったものかと、残念な思いもしました。

最近、Kindle

も落としたところだったので、この機会にこちらも読んでみたいと考えています。