博報堂子会社の元社員、会社名義で購入の金券など換金…27億円の損失

博報堂子会社の元社員、会社名義で購入の金券など換金…27億円の損失(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

博報堂プロダクツの元社員が、2016年から4年間にわたり、会社の名義で購入した金券や商品券を現金に換金し、流用していたという。

 なぜ、これほどの金券、商品券を会社名義で買えたのか、よくわかりませんが、業務の中で、金券、商品券を取引先に贈答で渡したり謝礼で送る、といったことが、この業界としてよく行われているのかもしれません。業務上の必要があると申請して社費で購入し、その後の使徒状況を、会社がきちんと把握しチェックするシステムになっていなければ、換金、流用はかなりやりやすくなりますから、不正は、そういったことを含めチェック体制が十分でない中、継続して繰り返されていた可能性が高そうです。

こういった不正で捜査上、支障が出やすいのは、換金したチケット屋の裏付けが取りにくかったり、業務上で使用したと弁解されるとなかなか排斥が難しい(そうではない、という裏付けが取りにくい)ことです。報道では27億円の損失となっていますが、刑事事件としての立件がされたとしても、かなりこじんまりとした立件にとどまる可能性もあると思います。