著者は、一昨年に惜しくも早世しましたが、歴史研究者として一般向けの著書も多数あり、私は以前から何冊か読んで親しんできただけに、早世をとても残念に思っています。
たまたまこの本を目にしたので、Amazonのオーディブルで聴いてみたのですが、噛み砕いた表現で、歴史への見方、考え方、日本史の流れやその時代時代のポイントなどをわかりやすく解説していて、歴史への視野が広がる思いがしました。最近、偏った歴史観を持つ人が増えている中で、こうしたバランスの取れた客観的な歴史への見方を身に付けられる本は価値があるでしょう。
今後も、著者の遺した本をコツコツと読んで勉強したいという思いを新たにしました。
