明智光秀の出自や前半生については、史料も乏しく諸説あって定説を見ない状況ですが、著者は、最近明らかになった史料に基づき、称念寺門前で牢人医師であった時代があるとしていて、相応の根拠もあり、あり得ることだろうと感じました。
これについては、最近放映された
でも取り上げられていて、上記の本でも番組でも、明智光秀の妹(義妹?)と言われる、織田信長の側室「御妻木殿」も取り上げられていて、本能寺の変の直前に御妻木殿が亡くなったことの、本能寺の変への影響も十分に考えられることだと感じました。
明智光秀について、読めば読むほど奥深いものがあり、実におもしろいと感じています。