思い出のブロック塀を取り壊し 東京・武蔵野市の小学校

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武蔵野市教育委員会は緊急点検の結果、市立関前南小学校の塀について、高さは基準内でしたが、塀を支える「控え壁」がないとして、児童の安全のために取り壊すことを決めました。この塀には15年ほど前、卒業記念として児童が絵を描きました。
工事の現場に駆け付けたのは、絵が描かれた当時に学校の用務員だった原田知房さんです。原田さんは「安全のためには仕方ない」としつつも「卒業するまでの6年間の思い出を描いたが、残念ですね。6年間頑張ってきた思い出がなくなるわけですから」と、卒業生との思い出を振り返っていました。

安全か思い出か、ということになれば、やはり安全が優先しますから、この措置はやむを得ないでしょう。写真で残すという方針とのことですが、是非、良い写真として残して、皆で共有できるようにして欲しいものだと思います。
私も、身の回りを整理していると、心のこもったお手紙とか、記念にもらったものとか、過去のもので残しておきたいものの残しておくスペース、余裕がないことが結構あります。そういう場合は、写真で残し、物は処分してということをやることがあります。そうして写真で残しておくと、過去の思い出がそれを見ることで蘇り、心にも残ります。物はなくなっても、かつての気持ち、人の温かい心といったものは、できるだけそうして残せますし、残したいと、記事を読み感じました。