卒業から1年…届かぬアルバム 制作担当の学生が放置

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000018-asahi-soci

2012年度の卒業アルバムは1冊1万2千円。学部卒業生2796人のうち、約15%にあたる410人が購入を希望し、学生から集めた代金の総額492万円は、すでにアルバム制作の委託業者に支払われている。

アルバムづくりに同大は関与せず、学生自治会の「卒業アルバム委員会」が企画・制作する。12年度は、委員の5人全員が4年生(当時)だった。ところが、写真データの張り付けやレイアウトなどが未完成のまま、昨年3月に全員卒業してしまい、同委員会内に作業を引き継ぐ後輩もおらず、制作途中のまま放置されたという。

おそらく、従来よくあるような、立派な装丁の「アルバム」を作ろうとして頓挫したのではないかと思いますが、今の時代、ウェブ上で、例えばFacebookページのような無料のサービスを使って、画像を集めて整理しコメントを付してアップロードし、オンライン状態にあればいつでもどこでも見られる、というアルバム作りも考えた方が良いのではないかと思いますね。そういう作り方であれば、必要に応じてどこかに作業を外注に出しつつ上記のようなアルバム委員会も作業がしやすいでしょうし、ネット環境にあれば自宅でもどこでも作業もでき、上記のように作業途中で放置、ということが起きにくいように思います。また、そうした事態が生じてしまっても他の人が引き継ぎやすいというメリットもあるでしょう。
卒業アルバムに限らず、同窓会、様々な記念の会、集まりといった際の写真の残し方で、リアルなプリント写真や紙のアルバム、といった従来の発想を転換する時期に来ていると思います。紙で、形として残したいという人は、有料でそのような形のものを入手できる、ということであれば、より良いでしょう。
それにしても、昨年卒業し、今になっても出来ていないアルバムは、一体どうなるのでしょうか。