1万円札4枚が「4万7300円」で売買 メルカリ、現金「出品」を禁止に

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-296375/

ネット上では、現金出品の理由については、クレジットカードのショッピング枠を現金化したい人を狙っているのではないかとの憶測が出ている。消費者金融などからの借金が膨らめば、支払い期限に迫られて当座の現金が必要になるからだ。メルカリの決済はクレジットカードでもできるため、4万円のお札をそれ以上の価格でカード決済しても、手元に現金4万円を手にしたい人がいるということだ。

クレジットカードの利用規約上、カードで購入した物品の所有権は、決済まで、カード会社にあるとされているのが通常で、こうした「現金の購入」をクレジットカードで行った場合、決済までにその現金を使ってしまえば、理屈の上では横領罪が成立することになります。こういう売買の後、カード決済までに購入された現金が保持されているとは考えにくく、販売者やサイト運営者には、横領幇助罪の成立が、あくまで理屈の上でですが考えられるでしょう。実際には、立件は難しいとは思いますが。
メルカリではこうした取引の規制に入ったようですが、コンプライアンスの観点からは、ちょっと遅かったのではという印象を受けるものがあります。