フジテレビ、利益供与の記者を懲戒処分 「調査続ける」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161227-00000097-asahi-soci

フジテレビ企業広報部によると、男性社員は2014年春にこの取材先と知り合い、東京都内の高級飲食店で20回以上接待を受け、名義を貸したという。局の聞き取り調査に対して男性社員は「高額な接待を受けていたため依頼を断れなかった」と説明しているという。企業広報部は「今後も調査を続ける」としている。

おそらく、警察側が問題視しているのは、上記のような経緯の中での、その記者からの情報漏れの有無、あったとしてその程度でしょう。記者クラブ所属の記者は、特に警察の記者クラブでは、事件、事故関係の様々な、一般にはなかなかアクセスできない情報が入手できますから、そういった情報を入手したいと考えれば、記者クラブ所属の記者に接近するのが早道です。
記者クラブ制度は、当局とクラブとの癒着や排他性がよく批判されますが、当局側としては、マスコミをとりこめるメリットがある一方でこういうリスクもあるわけで、警察の記者クラブ所属の記者については、今後、怪しさがあれば行動確認が行われるなど監視の目が強まる可能性がありそうです。