中央大法学部、多摩から都心に再び移転へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00050081-yom-soci

同大法学部は、1978年に多摩キャンパスが開校した際に都心から移転。

当時は、都心でキャンパスが手狭になった大学が、多摩方面へ移転するトレンドになっていた時期で、中央大学はその走りであったと記憶しています。
私は、1982年、1983年に、他大学とともに中央大学法学部を受験していずれも合格しました。当時は、中央大学の司法試験合格者が東大と1、2位を争う状態で、そこに早稲田大学の合格者が増えてきて食い込みつつあり、私自身、中央大学法学部への進学はかなり前向きに考えている状態でした。受験した多摩キャンパスは、環境は良いもののかなりの山奥状態で、だから、というわけでもなかったように思いますが、中央大学に進学せず早稲田大学に進学した複数の理由の中の1つではあったかもしれません。
法学部の場合、特に司法試験のような資格試験を受験するにあたっては、先輩、OBの指導が有効になる度合いが高く、都心から遠いと先輩、OBは、仕事終えた後などに指導に行くのが大変になってしまいます。そういった事情や、都心のほうが学生募集がしやすい(特に現在のような少子化の時代にあっては)など、いろいろな理由で、こうした都心回帰の流れになるのも、そういう時代なのだろうなという印象を受けます。私が大学に進学したのも、今から30年余り前という、かなり古いことになってしまいました。