http://mainichi.jp/select/news/20140207k0000m060070000c.html
刑事訴訟法の専門書が多く、刑法全般や警察行政の専門家として活躍した。
私が早稲田大学法学部に入学したのが昭和58年（1983年）で、約31年前ですから、その当時の渥美先生は、今の私とほぼ同じ年齢であったのだ、としみじみと感じました。司法試験受験生でも、中央大学関係者は、渥美先生の刑事訴訟法の教科書をよく持っていて、「難しい」「わからん」などと言いながらよく読んでいたものでした。私も教科書は持っていましたが、渥美先生の講義を聴く機会がなく、その機会が得られなかったのが残念です。
指導を受けた人々から多くの優秀な人材を輩出し、今後も、刑事法、特に刑事訴訟法の世界ではその考え方が一定の影響力を持つだろうと思います。亡くなる直前までお元気であったとのことで、急逝が残念です。御冥福をお祈りします。
