凸版印刷、iOSのFaceTimeを使ったリアルタイム通訳サービス

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000089-impress-sci

iPhone/iPad/iPad miniに搭載されたFaceTime機能を使用し、日本語を英語・中国語・韓国語へリアルタイムで通訳する。テレビ映像を通じて通訳するため、現場の状況把握が容易な上、複数人との同時会話も可能。24時間365日ネイティブスタッフが常駐し、日本語手話サービスにも対応する。

この記事を見てすぐに思ったのが、身柄を拘束された外国人の被疑者、被告人との接見でこうしたサービスが利用できたら今よりも抜群に便利になるだろうということでした。現在は、通訳人にその場に立ち会ってもらい通訳してもらっていますが、手間がかかりますし費用もかかり、そのコストは多大なものになっています。一定のコストがかかるのはやむを得ないとしても、通訳人が出向くことなく通訳できるようになれば、利便性やコスト削減(必要なコストはしっかりかけつつ)上、メリットは大きいと思います。東京など大都会では確保しやすい通訳人も、そうではない場所ではなかなか確保できなかったりするもので、そうした地域格差を解消させる効果も期待できます。
もちろん、悪用防止等々、課題はありますが、こうしたサービスを積極的に活用することも、司法の世界では求められているのではないかと感じますね。