近頃の運動会がおかしなことに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00010000-asahit-life

わが子の活躍を軽妙な映像で残したいという親心はわかるが、ここまでやるのはいかがなものか。グラウンドに入って自分の子どもの目の前まで行って撮影するのはもちろん、「徒競走のときにテレビの陸上競技のカメラワークのように併走して子どもの姿を横から撮影したいって言ってくる保護者をよく見かけます」(私立小学校教諭)

私が小学生の頃は、まだ存命だった祖母や数年前に亡くなった叔母も運動会に来てくれて、重箱にいろいろな食べ物を詰めて持ってきたのを昼休みになるとテントの下で広げて、親や親類が運動会に来られない子を、こっちにきんさい(広島弁で、こちらに来なさい、の意)などと呼び集めて、皆で楽しく語らいながら和気あいあいと飲んだり食べたりしていた情景が懐かしく思い出されます。勝ち負けにこだわるのではなく、勝つことを目指しながらも、皆で元気に楽しもうという、そういう運動会でした。昭和40年代のことですから、もう古い話です。
時代は変わっても、そういう楽しい、大人になっても懐かしく思い出されるような運動会であってほしいものだなと、ちょっと寒々とするエピソードが紹介されている上記の記事を読んで感じました。