http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00004203-bengocom-soci
食事の誘いや、交際の申込み自体はいけないことではありませんが、その『しつこさ』が問題になります。
『しつこさ』の度合いが大きく、女性にとっても精神的な影響が大きく、仕事に支障を来すような状態になっていたのならば、法律上もセクハラにあたると考えられます」
以前、弁護士会で研修を受けた際に、セクハラに関する研修も組み込まれていて、講師を務めていた女性弁護士（セクハラ問題に詳しそうな）が、女性の場合、はっきり拒否ができないタイプの人が少なくなく、3回誘って乗ってこなかったら目がないと思わないと駄目です、それ以上誘ってはいけません、と言っていて、なかなか役立つ、現実的なアドバイスだな、と感じたことが思い出されます。嫌ではなく誘いに乗りたければ、1回目はともかく2回目、せいぜい3回以内には応じてくる、そうしないのは嫌だからだと判断することには合理性があると思いますし、その辺でやめておけば、上記のような「しつこさ」の手前で回避できそうです。
さらに昔に、強姦未遂の被疑者で、南米から日本に来ていた男性がいて、事件までに、実にしつこく被害女性にアプローチしていたので、当時は検事だった私が、なぜそんなに嫌がるのをしつこくするのかと尋ねたところ、私の国では女性にアプローチするのに断られても熱心に迫るのが良いとされているし、皆、そうしている、などと言っていて、それは違うんじゃないか、と強く疑問を呈したことも、関連して思い出されました。
しつこくせず、すっきりスマートに、ということが重要でしょう。
