映画「アメリカン・スナイパー」

http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/

かなりヒットしているようですが、私自身も興味を感じる作品で、時間を作って観てきました。なかなか興味深く、考えさせられる良い作品でした。
「狙撃手」というと、私の場合、まず思い浮かぶのはゴルゴ13で、劇画的なイメージでしかなかったのですが、作品中でよく出てくるような、非正規兵がどこに潜んでいるかわからないような戦場での、狙撃手の果たす役割の大きさ(注意深く観察しつつゲリラ的な攻撃を事前に察知し排除する)を強く認識するとともに、実に冷酷、非情な任務であることも痛感しました。映画では、主人公の任務の冷酷、非情さと人間性、家族や周囲との交流が、戦場のリアルな描写共々、淡々と描かれて、そこがかえって人々の胸を打つものになっていると感じました。そういった意味で、私の心に残る作品となりました。