http://news.livedoor.com/article/detail/9647807/
敗因はハッキリしている。「幕末男子の育て方。」といういかにもティーン向けの少女漫画にありそうなキャッチコピーを掲げたため、長年の大河ファンがソッポを向いたからに他ならない。加えて、主人公は「吉田松陰の妹」というダ〜レも知らない歴史的にはほぼ無名に近い下級武士の娘。つい最近までウィキペディアにも情報がなかったぐらいだ。
まだ第1回が放映されただけですから、「負け」と決めつけるのは早計だろうと思いますが、私も、番宣の「幕末男子の育て方」といった触れ込みとか、幕末学園ドラマ的なイメージ作りには違和感を感じましたね。松下村塾は、学校、というよりもむしろ(そこで塾生が学んではいましたが)、吉田松陰の下に同志が集まった集団、政党といった性格を色濃く持っていたもので(やっていたことからするとテロ組織という性格も持っていました)、大河ドラマとして、これを観るべきなのか見送るべきなのか戸惑うような番宣には疑問符がつきます。視聴率を狙って妙な方向で迷走するのではなく、正攻法でオーソドックスに番組の中味、魅力をアピールすべきではないかと思うのですが。
第1回は、登場人物を紹介しつつ、手堅く作られていたと私は感じましたから、第2回以降も引き続き観て楽しみたいと今のところは考えています。