http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000005-mantan-ent
文は吉田松陰の妹で、長州藩の尊王攘夷派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物。ドラマでは、動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯を描く。
今年の6月に、20年以上ぶりに萩に行き、吉田松陰先生のお墓参りもしましたが、明治維新で日本の歴史を大きく前進させた、その原動力となった人々を輩出した地を再び踏めたことや、前からお参りしたかった吉田松陰先生のお墓(近くにあるその他の人々のお墓にも参りました)へ行けて、感激しました。
高校生くらいの頃、司馬遼太郎の「世に棲む日日」
- 作者: 司馬遼太郎
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を読んで、日本のために身命を賭して邁進する吉田松陰、高杉晋作といった人々に感銘を受けたものでしたが、墓所へ行き、吉田松陰先生の係累で戦前から戦中、戦後にかけて大阪財界で活躍した杉道助氏のお墓が、吉田松陰先生のお墓を超えることはせず近くでこじんまりと存在している、世に棲む日日の冒頭で出てくる姿を目の当たりにして、金や名誉ではなく人のため義のために生きる生き方に感じ入るものがありました。
かつて司馬遼太郎の「播磨灘物語」で黒田官兵衛に大きく学ぶものを感じた私にとって、来年、再来年のNHK大河ドラマは、かなり楽しめそうで大いに期待しています。