<東京地検>小渕氏後援会を捜索 前中之条町長宅も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141030-00000027-mai-soci

支援者向けに開かれた観劇会の収支などの実態を解明するには関係資料を押収して精査する必要があると判断した模様だ。

観劇会の収支を巡っては、小渕優子後援会と「自民党群馬県ふるさと振興支部」の政治資金収支報告書に、2010年と11年の収入が約740万円と記載される一方、支出には計約3400万円が計上されるなど、収支が大きく食い違っている。12年には観劇会が開かれたものの収支の記載がなかったことが分かっている。

法務・検察当局は、かつて、ロッキード事件田中角栄元首相を起訴したことで、その後、長く、田中氏に近い、親しい人物を法務大臣に次々と送り込まれ、田中氏、旧田中派に対しては、散々苦しめられてきたという苦い思いを抱き続けてきている面があります。だから、偏頗な立件、処理をする、というわけではないとしても、旧田中派である小沢氏、さらには故人とはいえ旧田中派の小渕元総理の実娘がこうして捜査対象になっていることに、長い怨念の歴史を感じさせるものがあります。
かなり早期に、こうして捜索が入った背景には、事件として見所がある、事件性が高いと特捜部が見ているということがあると思われますし、任意で資料提出を求めていては重要証拠が廃棄、隠匿される可能性が高いと特捜部が見た可能性が高いでしょう。法務・検察は、政治とは無関係と言いつつも、常に政治との「間合い」を注視しているものですから、前法務大臣が失脚し現法務大臣も、かつての「親田中派」のような手強い人物ではなく就任早々で慣れていない、安倍内閣が不祥事で揺れていて余裕が失われている今は、捜索に打って出るチャンスと見た可能性もあると私は推測しています。
群馬という、かつては、中曽根、福田、小渕が並び立って熾烈に争っていた地で、世の中の政治改革の流れに何周も周回遅れの政治資金取扱が行われていた可能性もあり、大量の押収資料の分析により、例えば猪瀬東京都知事が不明朗な資金提供を受けたことが発覚して失脚したように、思いがけない事実が浮上する可能性もあって、当面、事態から目が離せないという印象を受けるものがあります。
女を輝かせようとした安倍内閣の思惑が、自民党の暗部に光を当てる形になって、違った意味で違ったものが輝きつつあることに、政治は一寸先が闇、ということを感じます。