国会対策も完全掌握…「小沢支配」強まる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000869-yom-pol

長年、政権与党の座にあった自民党の幹事長は、選挙の公認調整、国会対策、党の役職や資金の配分を一手に保有し、時に首相(総裁)をしのぐ強大な影響力を行使してきた。小沢氏は今回、党人事や財務に加え、選挙と国会を自らの支配下においたことで、古巣の自民党幹事長に匹敵する権限を手中にした形だ。

小沢氏の秘書を起訴し、今後、公判で熾烈に争われることが確実という状況にある法務・検察としては、ロッキード事件当時に田中角栄元首相が「闇将軍」として君臨し次々と「親田中」の法務大臣を送りこんできていた当時以来の、厳しい逆風状態が当面続きそうですね。
指揮権発動による公訴取消、ということも、法務大臣検事総長を指揮することで可能であり、今後の法務大臣人事も含め、目が離せない状態が続きそうです。
検察官の人事権も、形式的には法務大臣にあり、反民主党で動く傾向のある検事を思い切り飛ばしたり、特捜部を実質的に解体してしまう、といったことをやろうと思えばできるということも、当面、念頭に置きつつ注目する必要がありそうです。