酔って乗務員殴った邦人男性に実刑 高くついた新婚旅行 ハワイ連邦地裁

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140730/amr14073011370009-n1.htm

AP通信によると、男は今年5月、関西国際空港発ホノルル行きのデルタ航空機のファーストクラスに搭乗。食事サービスのトレーを客室乗務員が片付けなかったことに腹を立てトラブルとなり、止めに入った別の客室乗務員の女性を殴って腕にけがをさせた。
男は当時、泥酔状態だったといい、法廷で涙声で謝罪したという。

今春に、デルタスカイマイルアメックスゴールドカードを取得し、デルタ航空のゴールドメダリオンに、デルタ航空に乗っていないのになって、今年の6月に、香港へ行く際にデルタ航空に乗ってみました。搭乗前にデルタ航空に関するインターネット上のレビューもいろいろと読んでもいたのですが(日本人には、結構、サービスが不評です)、搭乗していて感じたのは、客室乗務員のサービスに対する考え方(そのための教育も含めて)が、日系のエアラインとは相当異なっているのだろう、ということでした。日系のエアラインであれば、笑顔を振りまきサービスもできるだけ快適に楽しんでもらおうと「おもてなし」の心で臨む、というのが普通ですが、デルタ航空の客室乗務員は、あーあ、サービスするのが面倒、楽しくもないのに笑えないわよ、という、そういう気持ちを率直に態度に出しながら、何かを配るのもおざなりでぽいぽい渡したりと、そういう感じで、日系エアラインのきめ細かなサービスを当然と考えていれば、不満が次々と出てくるし腹も立つだろうな、と感じました(私はそういうことをあまり気にしないほうなので平気でしたが)。その後、ANAの国内線に乗った際に、いわゆる「お見合い席」だったので、客室乗務員と目が合うと、その都度、にこっと、例のスマイルを見せるので、降りる間際に、そうして一日中笑っていて顔が引きつったりしないのかと聞いたところ、フェイスマッサージに行くと顔がこっていると言われますと、笑顔で言っていて、デルタ航空とは違ったところで結構な労力をかけているのだなと感じたことが思い出されます。結局、日系ではないエアラインでの彼ら、彼女らは日本的な感覚、考え方とは異なる人達なんだ、という割り切りが必要、という気がします。
香港の空港に到着した際、どんと滑走路にランディングした途端に、私が座っていた席(エコノミーの最前列)のすぐ前の天井の、エアコンの吹き出し口の部分(細長い枠のような形状)が、はずれて、どすんという感じで落ちてきて、私は驚いたのですが、左のエコノミー席にいた米国人っぽいおじさんや、左斜め前のビジネスクラス席に乗っていた、これも米国人っぽいおばさんは、「こんなのデルタではよくあることよ」という感じで、怒りもせず平然としていて、これくらいの感覚でないと駄目なのだろう、と感じました(すぐに客室乗務員がやってきて、さすがにちょっと慌ててはいましたが)。
上記の事件の具体的状況がわかりませんが、サービスに対して完璧を求める日本人的な発想が影響しているのかもしれない、と感じた次第です。