<格安航空>不便も同乗…芋づる欠航招く 少数機、短い間隔

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000043-mai-bus_all

ジェットスターでは、航空機が空港に到着してから出発するまでの運航間隔が約30分で、日本航空などの大手より15分ほど短い。この短時間に機内清掃から機体の給油・点検、乗客の荷物搬入や搭乗確認までスピーディーにこなす必要がある。一つ作業が滞ると、芋づる式に遅れが広がりやすいのだ。
多くの航空機を保有する大手航空会社では、前の便の到着が大幅に遅れる場合、別の機体を手配して欠航を防いでいる。しかし、LCCは少ない航空機を使い回してコストを切り下げているため、急な機体手配は難しい。

先陣を切ったピーチも軽微なトラブルによる欠航が続いた。3月28日に長崎空港で、客室乗務員が誤って脱出用シュートを作動させ、新品に交換する整備が必要になって運航を中止したのが一例だ。同社は部品の保管を最小限に削っているため、新しいシュートの取り寄せに時間がかかり、発生から3日間で計13便が飛ばなかった。
同社の広報担当は「1機に不具合が出れば複数の便が欠航するのはLCCの宿命」と利用者の理解を求めている。

こういった点は、先日、私が読んで

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20120506#1336288689

とコメントした

激安エアラインの時代 (平凡社新書)

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でも指摘されていましたね。そういうリスクがあるということはわきまえて利用しないと、思いがけない欠航で慌てふためく、ということになりかねません。
LCCに限らず、格安で提供されているサービスというものは、コストがかけられず手厚いサービス提供はできなくなるもので、利用する側も、そういうものという割り切りが必要になってくるでしょう。金は払わないが手厚いサービスを提供させる、というのは、土台無理なことで、利用する目的や何をどこまで求めるか、といったことをよく考えながら、このサービスは格安で、このサービスは多少お金は出して手厚く、といった使い分けをする必要が、サービスが多様化し料金も異なってくればくるほど、生じてくるように思います。