http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140611-00050017-yom-soci
関係者によると、ばんせい証券は、顧客の「関東六県電気工事業厚生年金基金」(さいたま市)と契約し、商品先物系のファンドで約17億円を運用していた。
ファンドは2009年4月、船舶関連の債権を約2億6000万円で購入したが、08年のリーマン・ショック以降の世界的不況の影響でほぼ全額が損失となった。契約に基づけば、損失のうち約2億5500万円は本来、ばんせい証券が負担するはずだった。
記事では事実関係が今ひとつわかりにくいですが、背任罪の成立があり得るのではないか、という印象を受けますね。自己の利益を図る目的は肯定されると思われますし(損失を回避する)、「付け替え」により上記の基金に損失をかぶらせた点で、任務違背行為も肯定できそうです。
個人だけでなく、こうした組織、法人が詐欺的な投資被害にあっている例も、かなりあるのではないかと思われ、気になっているケースについては、再度、見直してみる、ということも必要でしょう。
それにしても悪質な証券会社ですね。