http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000186-yom-soci
日本人28人を含む乗員乗客269人全員が犠牲となった大韓航空機撃墜事件から30年となった1日、墜落現場のサハリン沖を望む北海道稚内市で、平和を願う式典が行われた。
30年前のこの日、私は、実家がある広島にいて、8月中に受験していた自動車運転免許試験に合格し、免許交付のため、朝、広島市内の運転免許試験場にいたところ、そこにあったテレビでこのニュースが流れているのを見て、驚愕しました(私の運転免許の取得日として免許がある限り記載される日でもあります)。飛行中の民間機が軍用機に撃墜されるという、前代未聞の事件で、冷戦構造下という緊迫した状況の中でこそ起きた異常な事件であった、ということを、振り返って感じます。原因については、故意の謀略飛行ではなかったか、等々、当時からいろいろと取り沙汰されていましたが、その後、私が読んだ本などの情報によると、やはり誤ってソ連(当時)領空に入りこんでしまった、というのが真相のようです。撃墜という最悪の結末を迎える前に、乗員乗客の生命を失わない措置が何とか講じられなかったのかと、今でも残念な気持ちを抑えられません。
世界中の様々な空域を、多数の民間機が飛び交っている状態の中で、その安全をいかに図るかを考える上で、この事件には、風化させてはならない、教訓をしなかればならない、大きなものがあると感じます。事件後30年の経過を、長いようで短くも感じつつ、犠牲者のご冥福をお祈りします。