台風下の香港

ちょっと香港に来ているのですが、14日の香港は、台風接近に伴い、「シグナル8」が発令され、街が異例の状態になって、なかなか見られないものを見た、という感じでした。シグナル8は、10段階の警報中、上から3つ目に当たる高い警報レベルのようで、これが出ると、交通機関は休止、会社や学校も休み、ということで、香港の証券取引所も終日休止していました。
朝から風雨が徐々に強まり、カオルーンにいたため、ペニンシュラ香港へ行ってみると、出入口はシャッターが下りて閉鎖されていて、

https://twitter.com/yjochi/status/367493383431786496/photo/1
(内側の、ザ・ロビーから撮影した正面玄関)

裏の通用口(物品等の搬入、搬出口)から出入するという、珍しい経験をしました。有名なペニンシュラアーケードも、軒並み閉店状態で、当然、人影もなく、異例な光景でした。
対岸の香港島へ行くフェリーも運休していて、周辺は、行き場を失った観光客が多数、うろうろしていて、私も、うろうろ、というか、ぶらぶらしていたのですが、午後になっても風雨はおさまらず、むしろ、次第に強くなってもきたので、退散して宿泊先に退避しました。街中のゴミ箱には、壊れた傘が何本も突っ込まれて捨てられていましたが、風が強くなるとかなり吹いていましたから、傘を壊してしまった人もかなりいたのだなと思いました。
香港には数回来たことがありますが、こういう経験は初めてで、今後もなかなかないと思われ、興味深いものがありました。
大きな被害はなかったようですが、香港国際空港発着便は、台風の影響で大きく乱れていて、予定が狂った人は多かったと思います。お疲れ様でした。