iPad授業に「会社みたいな学校」と順応する中学生

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スマホデーなるものを設けている、どこかのIT企業(のはずですが)より、よほど進んでますね(笑)。

「まるで会社みたいな学校です」。広尾学園中学1年生のW君がはにかむ。プレゼンテーションの資料を「Keynote」で作り、「Numbers」で自分の成績や勉強時間を管理する。先生とのやりとりは「Gmail」だ。試験が終わるとすぐに解答と解説がメールで送られてくるので、帰りの電車で勉強する。配布されたプリントは自宅でスキャンして「Evernote」にアップロード。彼は「どこでも(資料を確認して)勉強できるのが魅力」と胸を張った。

こうした活用は、学習上、効率化、合理化に役立ち、学習効果を高めることにつながるでしょう。こうしたスキルは、社会に出れば確実に必要になるものですから、そうしたスキルを、早くから身につけておく意義も大きいと思います。ただ、気になるのは、記事で、

アプリや音楽は自由にダウンロードできず、自宅PCとの同期も不可能。校内の無線LANは生徒用と教師用の2系統を用意し、前者にはアクセス制限を設けている。
メールの利用にも気を配っている。監視役の教師を学年でひとり用意し、生徒のGmailの内容をチェックできる体制を作っている。

とある点で、生徒の未成熟さや発達の程度に応じて、こうした制限がかかるのはやむを得ないとは思いますが、制限も、成熟が進み発達してくれば、徐々に解除して、自己責任でこうしたツールを利用するスキルを身につけることへと進まなければ、管理の下でしかこうしたツールが使えない、いびつなスキルになってしまいかねない危惧も感じます。試行錯誤を繰り返しながら、このような、学習上のタブレット活用も進化するのでしょう。