部長クラス以上の女性はわずか2.7%

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1210/18/news084.html

従業員としての女性登用は進んでいるが、管理職の女性はどのくらいいるのだろうか。OECD経済協力開発機構)加盟国は軒並み30%を超えている中で、日本企業は課長クラス以上で4.6%、部長クラス以上では2.7%にとどまっていることが、経済同友会の調査で分かった。

昔、検察庁にいた当時、ある地検に勤務していて、ある事件で、女性警察官(30代前半くらいだったでしょうか)の証人尋問をやったことがあるのですが、頭脳明晰で、てきぱきとわかりやすく証言し、弁護人の反対尋問にもまったく動ぜず、最後に弁護人から、あなたは警察官だしそもそも信用できない、目撃したことの裏付けがないじゃないか、などと突っ込まれて、「私の、ここでしている話を信じてもらうしかありません。」と、毅然と、きっぱりと断言していて(その時の、勝負あったという法廷の雰囲気は今でも思い出されます)、これはたいしたものだな、優秀だな、と感じたことがありました。
こうした優秀な女性でも、結婚、出産、子育て等々、女性の人生では、キャリアを継続する上で様々な乗り越えるべきいくつものハードルがあるもので、やる気のある女性が、仕事を継続して自己実現しつつ社会にも貢献できるように、社会の側もきちんと支援することが重要でしょう。
遠隔操作事件で、警察の失態が次々と明らかになる中、あの優秀な女性警察官は今頃どうしているのだろうか、ああいう有為な人材が中途でやめずにサイバー犯罪捜査も担当することによってこういった失態は防止でき無実の人が苦しむこともなくて済むのではないか、などと、つらつら考えていました。