小沢被告の控訴審初公判は9月26日 年内にも判決

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120824/trl12082422440007-n1.htm

同日行われた高裁、小沢被告の弁護人との3者協議で、検察官役の指定弁護士は控訴後に聴取した事件関係者2人の調書や、小沢被告本人の捜査段階の供述調書の取り調べを求める方針を伝えた。
弁護側はいずれも同意しないとみられ、この場合、指定弁護士側は関係者2人の証人尋問を求める構え。高裁が証人採用の可否を判断し、却下されれば即日結審する公算が大きい。

1審判決当時、私は、控訴趣意書や答弁書の提出で、年内一杯くらいはかかるのではないかと予想していたのですが、急ピッチでここまで進行してきた、という印象ですね。
控訴審での審理は、事後審査、すなわち、1審判決の当否を事後にチェックする、という構造で行われ、控訴審で申請された証拠についても、厳しく吟味されて、ほどんと、あるいはすべてが却下、1回で結審、次回判決、ということも少なくありません。
小沢氏の事件がどのように進むかは、1審判決や記録の検討により、高裁裁判官がどのような心証を得ているかによりますが、無罪という1審の結論、急ピッチの展開から見て、高裁も、無罪維持、という心証にあるのではないかと推測され、1、2回程度で結審し、年内中、あるいは年明け早々頃に判決宣告、という可能性が高まってきているように感じます。